テーマ写真「奈良井宿・夏祭りの夜」
七音からのメッセージ
8.9月のテーマ短歌をたくさん投稿していただき、ありがとうございました。
9/30でこの写真への投稿を締め切らせていただきます。
作品への感想を少しだけ、載せてみます
逆井さんや線香花火さんの、会話スタイルの新鮮さ、滑走路や上の句下の句の遊び心がいいですね。
檸檬さんの作品も絵本や童話の世界観があって夢のある作品です。
じゅりーさんの作品は、お神輿を担ぐ重さとその町並みの歴史や文化を愛する気持ちを感じました。
翡翠さん、たたみやさん、虎子さんの作品は、奈良井宿のお祭り風情や季節感を感じられて素敵です。
二木さんの作品は、ありのままの自分のちょうどいい温度感で夏を楽しむ姿が想像できて、大好きな作品です。
ugeeさん、カリヨンさんの作品は、どんな場面なのか想像すると、ちょっとドキドキを共有できて楽しいです。
そして、大量に投稿して下さった藤森さんの作品は、天国のお母さんへの愛情が溢れていて、
愛情と切なさの入り混じった作品の数々を写真と共に鑑賞させていただきました。
今回の作品は素敵なものばかりでしたので、11/9.10の奈良井宿の灯明祭りで展示させていただくことになりました。
楢川地域で書家活動をされている皆さんに、和紙に皆さんの短歌を書いてもらい、灯明にして並べます。
ご都合がつきましたら是非、見に来てくださいね!
10.11月のテーマ写真は、木曽平沢の秋の諏訪神社です。
また、素敵な作品をお寄せいただけたら幸いです。
七音より
皆さんからの投稿短歌
お神輿の肩を休ませ鎮まった歴史街道癒しの時間 作者:じゅりーさん(長野県塩尻市)
軒下にずらりと並ぶ提灯が活気に満ちてゆらゆら揺れる 作者:翡翠さん (長野県塩尻市)
おまつりのお囃子聴いて天国のやえおばあちゃん降りてきました 作者:藤森円さん(長野県塩尻市)
「街道の滑走路灯点けといて。」「わかった、今年も待ってるからね。」 作者:逆井誠さん (愛知県日進市)
母さんも降りてきましたわたくしの上腕骨を松明として 作者:藤森円さん(長野県塩尻市)
やえさんが振舞う中で母さんは塩尻甚句を歌い始めた 作者:藤森円さん(長野県塩尻市)
母さんのふしぎな歌にお祭りのお客様みな涙しました 作者:藤森円さん(長野県塩尻市)
街道に祭提灯点り初む 各々の家に各々の宴 作者:たたみやさん(長野県朝日村)
夕闇に祭提灯揺れておりいつまでも浮かぶ浴衣の君が 作者:たたみやさん(長野県朝日村)
雰囲気のある街隅でコンビニの花火をしたい眼鏡をつけて 作者:二木紀美子さん(長野県塩尻市)
ビール手に宿場で夜空見上げてた君との時間思い出してる 作者:二木紀美子さん(長野県塩尻市)
いつ会うかわからぬ友を気にしつつ並んで歩く夏祭りの夜 作者:ugeeさん(長野県安曇野市)
さっき来た御輿の上に乗ってたのは松明持った母の微笑み 作者:藤森円さん(長野県塩尻市)
母はもう現れません御神輿はお宮に着いてしまったからね 作者:藤森円さん(長野県塩尻市)
やえさんもおいとまします振舞った美味しい料理は灯とともに消ゆ 作者:藤森円さん(長野県塩尻市)
「落ちないで」「また夜になる、大丈夫」 まるで上の句下の句みたいね。 作者:線香花火さん(長野県塩尻市)
提灯の灯りの色が丁度いい 照れてる顔の色の保護色 作者:ugeeさん(長野県安曇野市)
宵の口に提灯灯せば酔芙蓉みたまさすらうようにゆらいで 作者:逆井誠さん(愛知県日進市)
格子戸に風知草の影揺れている君の心を探す山宿 作者:虎子さん(長野県塩尻市)
星がひゅんひゅん降る夜は旅に出よう祭り行の汽車に飛び乗って 作者:檸檬さん(長野県塩尻市)
君の手をめざして伸ばす僕の手を監視している提灯夜道 作者:カリヨンさん(長野県岡谷市)