元気のない桜の樹勢回復作業マニュアル

病気(テングス病)にかかった桜の見分け方

テングス病とはカビの一種が原因で発生する伝染病で、病気にかかった枝の葉の裏面にできた病原菌の胞子が、空気中に飛び感染します。感染すると枝が異常発生して曲がり(画像:1)、鳥の足のような(画像:2)な生え方になり花が咲かなくなる病気(画像:3)です。放置すると感染した枝は衰弱し、枯死します。標高850m以上に植栽されている「ソメイヨシノ」に多く見られる症状です。

花が咲いていない状況(画像:3)

病気にかかった桜の整備方法

病気にかかった桜の枝の根元からのこぎりなどでカットします。

カットした断面から再び病気が入らぬよう殺菌剤を塗布します。伐採した枝はそのまま放置すると病気が伝染するため、焼却処分します。樹木全体に病気が伝染している桜は 思い切って全伐採し、病気に強いオオヤマザクラやヤマザクラに植栽換えすることが推奨されています。

レンタルサービスについて(楢川エリア限定)

申し込み方法 楢川支所に電話での申し込み

レンタル品  

・高枝打ちのこぎり

・殺菌剤(トップジンMペースト)

レンタル期間 3日程度とさせていただきます

ご自身で整備が困難な場合は、支所ロビーに設置の桜の整備依頼書に必要事項を記載のうえBOXへご投函ください。

問い合わせ先 0264-34-2001(塩尻市楢川支所)

弱っていた桜が、昨年度の整備により、私たちの想いに応えてくれています

整備した桜の下で(奈良井郵便局前)
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